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「かんがえるソファ」とは

Sは一人になると考え込むクセがありました。

 

「目標ってあった方がいいのか?」
「友だちって何だろう?」
「夢は叶うのか?」
「大学生になったけど、大学生って何のための期間?」
「何のために勉強するんだろう?」

 

一人で考え込んでみても、「これ!」と納得できるような答えはでてきません。

あるとき、Sは「かんがえるソファ」に出会います。そのソファには、常識を疑い、思索を深めることが好きな仲間がいました。

 

「かんがえるソファ」では、自分にとっての当たり前が相手にとってはそうではなかったり、思ってもみなかったアイディアに出会ったり…新しい体験の連続で、Sはすぐにその虜になりました。

 

一方、わたしはふだん、忙しい毎日に追われつつも、なんとなく毎日を送っているふつうの人。ある日、Sに誘われて「かんがえるソファ」に行くことに。

 

さいしょはうさんくさくて戸惑ったけど、そこに行くと自分の中の”常識”が少しずつ溶けていくかんじがして、段々クセになっていったのでした。

 

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っていうストーリーが生まれるといいなという、イベントのお知らせです。

 

「かんがえるソファ」とは、ふだんなんとなーく分かっているような気がするけれど、いざ聞かれると明確な答えを持ち合わせていないことに気付かされる…そんな”問い”について、みんなで考えてみるイベントです。

 

司会者は学生であるSLAです。哲学の専門家でもなんでもありません。司会者自身も、テーマに疑問をもち、議論に対して期待と少しの不安を感じています。

 

M棟1階のソファに座りながら、そんな”問い”について互いの意見を聴き合い、対話し、

じっくり考える場を参加者の方々と一緒に作っていけたらな、と願っております。

そして、深い対話を通じて、

 

「なるべく多くの人が納得できるような新しい考えや知識を生み出せる」
「世界観や価値観が変化していく過程を感じる」

 

という体験をしてもらえたらな、と考えています。

 (本イベントは、フランスの哲学者マルク・ソーテがパリで創立した「哲学カフェ(cafe philosophique)」に着想を得たイベントです。「哲学カフェ」は現在世界中に広まりつつあり、仙台でも「てつがくカフェ」「考えるテーブル」がメディアテーク等公共の場で行われています。)

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