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第76回「挫折したことってある?」

7月2日(金)は、8名の参加者とともに、「挫折したことってある?」をテーマに考えを深めました。


〜テーマ設定の背景〜

過去を振り返るとき、しばしば成功体験が語られがちです。しかし、たまにはその真逆のことに注目してみようということで「挫折」をトピックに設定しました。挫折とはなんでしょうか… 失敗すること?諦めること?立ち直れないこと?以下の記事を読みながら、ぜひあなたの「挫折観」についても考えてみてくださいね!


〜アイスブレイク〜

アイスブレイクでは、参加者自身が思う「挫折」について、自分の経験をもとに紹介してもらいました。以下のように皆さんの色々な「挫折」の経験が語られました。

「部活を途中で諦めた、自分が足を引っ張っている感覚があった」

「第一希望の志望校を諦めた」

「英語のスピーチコンテストでなかなか勝てなかった」

「希望進路先のインターンで、仕事内容がハードだったため心が弱ってしまった」


〜挫折は良くないこと?〜

アイスブレイクで、「志望大学に落ちてしまったのが挫折だけど、挫折はポジティブなものであり自分にプラスになるものだと思う」と発言してくれた参加者いたことをきっかけに、「挫折は良くないこと?良いこと?」というトピックについて、自分の経験をもとに考えをシェアしていきました。

「大学に落ちた時に一回自分の価値観を考え直した。高学歴に対しての考えや自分にとっての幸せを問い直した。人生観を深く考え直せた転機となった。」

「部活の大会で予想外に負けてしまい、その後数日間は泣くくらい弱っていたが、そのあとはすぐに切り替えて頑張ろうとモチベを上げた。その後は調子の良い時期が長く続いていい流れができた。」

「挫折は人生を見つめ直す機会になる。部活での挫折を経て自分の戦い方の軸・価値観が変わった。」

など、挫折を経験したことで自分の考えがより良い方向に変化したり、自分の成長につながったりした、という参加者の意見が多数ありました。また以下のように、挫折の前にある努力や挑戦についても意見が交わされました。

「挫折は本気で何かに挑戦したからこそ味わえるもの。挑戦することに意味がある。挫折をしたからこそ今の自分がある。今の自分を肯定できたら、挫折も肯定できる。」

一方で、以下のように挫折に対するネガティヴなイメージがある、という意見も挙がりました。

「努力することができない人も世の中にはいると思う。挫折するのが怖いから挑戦できない、などの考え方もある。自分はそこまで無理して挑戦しなくて良くない?と思う派。」

「挫折は自分の中にある概念が崩されるもの。」

大体の人は、挑戦することによる結果のリスクを考えてみてから挑戦するかどうかを決めるのかも。」

まだまだ挫折に対する価値観について考えを深めていきたい!というところで、今回は終了の時間となってしまいました。そのくらい皆さんの「挫折観」にたくさん触れることができた回となりました!


〜感想〜

最後に、参加者の皆さんに今回を振り返っての感想を、以下のようにいただきました。

「挫折のために挑戦することの重要性を実感した。」

「今日あがった挫折以外にも、挫折の種類があると思うので話してみたかった(毎日心が折られるような経験も挫折の一部だと思う)。」

「参加者のいろいろなアイデアに触れられてよかった。」

「真剣に取り組むことの大切さに気づくことができた。」

「多数派(?)のリスク回避の考えについても深掘りしたかった。」

普段なかなか話し合うことがないようなテーマでしたが、皆さんの考える「挫折」とそれに対する多様な価値観を深掘りすることができた回でした。

ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!


〜ファシリの反省〜

 実は過去にも「挫折」をテーマにファシリテーターを務めたことがあるのですが、そこでは多様な考えが共有されました。「違うメンバーで再び話し合ったらどうなるだろう?」という意図もあり今回のテーマを設定した結果、当時とは全く異なる話の広がりが生まれました。

 今回は「一つの話題を吟味すること」を目標にファシリを務めました。皆さんの挫折エピソードを聞くと、より深く考えてみたくなるような興味深いキーワードがたくさん出てきます。しかし、限られた時間の中で全ての話題を深く考えることはできません。広く浅く触れるのではなく、取捨選択して一つの話題を深く考える運びとしました。

 その結果、挫折のポジティブな側面に注目して深ぼることができたため、ファシリテーターとしての目標は達成できました。一方で、参加者の側に立つと反省点は多かったと感じています。 例えば、着目したキーワードの選定方法、「挫折とは何か?」という答えまでの到達度合い、参加者の発言回数のばらつきなどは改善の余地があったと考えています。

 しばらく発言していなかった参加者に「深く話し合ってみたい話題はありますか?」と聞いてみても良かったかな、などと思いました。より参加者の満足度を高められるようなイベントを作ることができるよう精進していきますので、今後もSLAの活動に興味を持っていただければ幸いです。ご参加いただきありがとうございました!


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