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2019年12月第40回「社会人」についてかんがえる
- 飯田司
- 2019年12月17日
- 読了時間: 1分
更新日:2021年6月22日
社会人たりえる基準とはどのようなものでしょうか。金銭的に自立しているかどうか、納税しているかどうか(社会を支えているかどうか)、社会的な責任を終えるかどうか、一定の年齢に達しているかどうか、人格的に成熟しているかどうか。参加者のみなさんからさまざまな意見が出ました。それならたとえば「年金受給者」、「ユーチューバー」、「学生起業家」、「無人島に一人で暮らしている人」といった人たちは「社会人」なのでしょうか。私たちはお金を動力とする現代社会に生きるからこそ、「経済的自立」を基準として他人を社会人とみなす、すなわち、経済的自立を果たすことで同時に人間的自立を認める習慣があるのではないか。そもそも社会人とは、「周囲に認められた個人」を指すのであって、その基準は必ずしもお金でなくてもよいのかもしれません。

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