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【第46回】今年のGW、本当は何をしたかった?

  • 西塚孝平
  • 2020年5月23日
  • 読了時間: 5分

更新日:2021年6月22日

5月13日(水)に、

今年度第1回目の「かんがえるソファ」を実施しました!

新型コロナウイルスの影響でリアルなソファが使えないため、

しばらくはオンラインで開催する運びとなりました。

COVID-19の流行以降、全国の哲学カフェはオンラインに会場を移しています。

私もその輪の中に混じって運営の仕方や対面との違いについて学ばせてもらいました。

まだまだ企画運営には試行錯誤を重ねている段階ではありますが、

皆さんと一緒に、かんがえるソファの空間を創り上げていければ嬉しいです。

昨年度と同様に週に1回の頻度で開催していく予定なので、

ぜひお気軽にご参加ください!HPも充実させていきますよ( `ー´)ノ

さて、今回は第43回のハイライトです!

嬉しいことに当日は学部1年生から大学院生の方まで、

14名の参加者と一緒に1時間を過ごすことができました。

普段はコマに合わせて90分開催にしていますが、

今は新入生企画ということで、短めの60分に設定しています。

(少しずつ90分の通常版に拡大していく予定です!)

GW直後の開催ということもあり、

「今年のGW、本当は何をしたかった?」をテーマにしました。

問い:GW、何をしていましたか?

はじめは、アイスブレイクとのつながりでGWの過ごし方を話してもらいました。

授業の課題、就活セミナー、街探検、ゲームなど…。

「やりたいこと」と「やらねばならないこと」を抱えながら、

長い休暇期間を有意義に過ごしていたようです。

でもそれらは、新型コロナウイルスがなければやっていなかったことなんでしょうか?

それとも、それがなくても必ずやる予定だったのでしょうか?

課題や就活セミナー、街ぶらは恒例行事になりえますが、

オンライン・ショッピングやサイクリングのルート、植物の栽培は

「いつもの過ごし方と違った」かもしれません。

いつもと違った生活は私たちに一体どのような影響を与えていたのか、

そして、なぜ私たちはこういう状況のときに違うことをやりたいと考えるのか、

とても気になりました!

〇問い:皆さんの趣味や暇つぶしは何ですか?

先の問いでは、どうやら一つ一つの活動が「必要なこと」と「暇つぶし」に

大きく分かれそうだということが分かりました。

そこで次に、皆さんの暇つぶしに焦点を当てることにしました。

なかでも面白いなと思ったのは、「友達に手紙を出す」という暇つぶしです!

オンラインでのやりとりが広まっているときに、

敢えてオフラインの趣味をしていたことがとても新鮮でした。

他にも野菜をスーパーで買うのではなくベランダで家庭菜園を始めたり、

YouTubeでワークアウト動画を見ながら屋内スポーツを楽しむのではなく、

自分で運動プログラムを作って屋外でランニングや散歩をする人もいたりと、

自分への負荷が大きくかかるように方法を主体的に選択するような行動が目立ちました。

このあたりの話から、それは単に手持無沙汰なだけなのか、

それとも今の時代の弊害として生じたコロナウイルスに対抗して、

何か大切なことを過去の歴史に帰還して取り戻そうとしているのか、

まだまだ深められそうです!

〇問い:普段見過ごしていたことや気づかなかったことは何ですか?

ここまで、私たちの過ごし方は「特殊だった」という前提で話を進めてきました。

では、そうした特殊な活動をして初めて分かった、

私たちが普段見落としていた大切なこととは何だったのでしょうか。

布団がしけっていた、バイトがなくて物足りない、料理のいろどりが大切など…。

でもそれって、どうして気づけたのでしょうか?

やることが減ったために多方面に注意を向けて考える余力が生まれたのか、

withコロナの時代に身近で小さなことに喜びや楽しみを求めようとしているのか、

逆に、ふだん私たちはどうしてそういうことに気づけないのか、

色々と深めたかった問いがあります。

また、オンライン中心の生活を通じて、対面中心の生活のなかに

非生産的な活動があったことにも私たちは気づくようになりました。

聴講型の講義であればわざわざ対面である必要はない、

対面の会議がなくても特に問題はない、など。

対面⇔オンラインを行き来するなかで、

二つの生活を相対的に捉える習慣が生まれてきているのかもしれません。

今回は「GW、本当は何をしたかった?」に直接答えることはありませんでしたが、

「そうなるはずだった」ことと「実際にそうだった」ことの食い違いは、

日常茶飯事で起こる問題だと思います。

そのなかで生活スタイルや考え方、新しい何かを探し見つけることは、

今の生活withコロナをポジティヴに捉え直すだけではなく、

普段の日常をより思慮深く、濃いものにするうえで大切なことではないでしょうか。

最後に、アンケートの感想をいくつか掲載させていただきます♪

・いろんな人と話せて良かった。

・様々な意見を聞けたので、自分の生活や考え方を見直すうえでとても参考になりました。普段友人と会話する時は真面目に意見交換する、というわけにはいかないので、今回はとても良い経験になりました。学び合うという活動を効果的にできたと思います。

・もう少し明確なテーマや活発な雰囲気を作ればいいなと思います。

ご参加いただき、ありがとうございました!

今後かんがえるソファでやってほしいテーマや、普段皆さんが困っていることがあれば、

ぜひこちらのリクエストまでお寄せください!

(リクエストは匿名ですが、回答には東北大学メールからのログインが必要です)

20200513ホワイトボード

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